私がしてるすくみ足対策 踵荷重〜重心移動〜編

いつもブログをお読み頂き誠に有難うございます。

パーキンソン病の症状の中でよく聞く症状にすくみ足があります。

運動症状のうちの歩行障害の一つで緊張した時や狭い所を歩こうとした時、また暗い道を歩こうとした時など様々なケースで出現する症状のようです。

調べてみると「歩行の意志があるにもかかわらず、なかなか足を前に踏み出すことができず効率的な前方移動ができなくなる短時間の現象」とのことでした。(倉敷ニューロモデュレーションセンターHP参照)

全くその通りの症状を日々経験しております。

他文献では以下の記載がありました。 

「中枢神経疾患にみられる症状で下肢の屈筋と伸筋が同時収縮する現象」(Wikipedia参照)この症状も非常に感じております。

他にも数々記載がありましたが、私が最も興味を惹かれたのはセラサイズの動画(第4回パーキンソン病無料公開講座)です。それによると、すくみ足は脳が危険とみなして足の動きを止めて転ばないように制御している現象ようです。私の日々の症状は、まさにそのように感じます。

今回は、私がしてるすくみ足対策として行っている踵荷重になるための重心移動の方法を申し上げます。因みにパーキンソン病の症状は100人100通りと言われているので、必ずしも役立つとは限りませんが、少しでも参考になれば幸いです。

私の場合ですが、勿論緊張した時はすくみ足で動けなくなりますし、狭い所や暗い所を歩こうとした時も同じく足が出なくなります。

しかし、動けなくなる時は、決まって前屈み姿勢になっています。

一度深呼吸をして冷静になってから重心を後方移動させ踵荷重で姿勢を正すと、体のあちこちに入っていた余分な力がスーッと抜けて楽になります。(私の考えでは、おそらく何らかの原因で重心の位置が間違えており、脳が「この重心の位置で足を踏み出すのは、危険だ」と判断して足を止めたのではないかと思います)

その後、片足を高く挙上して大きく一歩前方へ踏み出しますと、続いて同じように反対の足も大きく踏み出すことができ歩けるようになります。

重心を後方移動する方法には色々とあると思いますが、私は次の方法で行っています。

・すくみ足の症状が出て前屈み姿勢で動けないでいる時、両膝を伸ばして(足の力のみで伸ばせない時は、両手で両膝を前から押さえて伸ばして)上半身をゆっくりと起こします。その後、胸を張って顎を引きます。

それで重心が後方移動できれば踵荷重できます。

それでも上手く踵荷重できなければ、両膝ではなく両肘を曲がるだけ曲げてからゆっくり伸ばしていきます。その際、上腕の後ろの筋肉(上腕三頭筋)に力を入れて肘を完全に伸ばします。同時に両足の太腿の前の筋肉(大腿四頭筋

)に力を入れて更に両膝を完全に伸ばします。その後、お腹を前方へ突き出し両肘を伸ばし両腕を体幹の横からやや後方に持ってきます。そして胸を張って顎を引きます。

こうすると私の場合、だいたい踵荷重になっています。(私の考えでは、パーキンソン病は、身体を伸ばす筋肉(伸筋群)が弱くなってくる病気だと思います。そのため、伸筋群とは相反する身体を屈める筋肉(屈筋群)が優位になり前屈み姿勢が強くなると思います。両手足を伸ばすことは、伸筋群を使うので身体が求めているため脳からの制御が弱くなるのではないかと思います)

このようにして私はすくみ足の症状をコントロールしながら対処しています。

現在、パーキンソン病ですくみ足の症状が強くて上手く歩けない方がいらっしゃるようであれば、ご参考になさってください^ – ^

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